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CASE STUDY / OPERATIONS

外部依存を増やさず、
自社ECへ移行する。

少人数企業がECモールからShopifyへ移行するとき、完成したストアだけでなく、公開後に社内で商品と販売環境を運営できる状態をどう設計するか。小川金正堂のCASEを通して検討します。

Theme
Operations
Case examined
京都御所西 小川金正堂
Platform
Shopify / WordPress
Central question
誰が公開後を運営するのか
Evidence status
Audited
Publication status
Ready

CENTRAL QUESTION

EC移行の成功を、何で判断するのか。

新しいストアが公開されたことか。それとも、販売者が公開後の商品追加、更新、販促を継続できることか。

EC移行では、商品データや販売画面だけでなく、公開後に誰が商品を追加し、販売条件を確認し、情報を更新するかによって必要な設計が変わります。

CASE CONTEXT

分析対象となる状況

2026年2月10日12時16分47秒、小川金正堂から、楽天市場で販売している商品を契約済みのShopifyへ移行するための見積り相談がありました。移行元となる楽天市場店のURLも共有されました。

初回相談では、既存の商品と雰囲気を活かし、情報を整理しながら、シンプルで京都の老舗らしい印象を残したいという希望が示されました。

その後、2月16日10時55分04秒、社内担当者が同じ体裁で商品ページを追加できるかという確認がありました。この時点で、初期の商品移行だけでなく、公開後に社内で商品を増やせる構造が、明確な運営要件になりました。

分析対象のCASEを見る

ANALYSIS

移す必要があったのは、販売画面だけではなかった。

Platform

楽天市場の商品を、契約済みのShopifyで販売できる状態へ移す必要がありました。

Structure

社内で次の商品を追加するには、商品構造と注文オプションを再現できる形に整理する必要がありました。

Authority

楽天RMSとShopifyでは、作業に必要な権限を確認し、個別利用者として段階的に調整しました。

Capability

構築後の操作と判断を社内で繰り返せなければ、移行後も商品追加のたびに外部作業が必要になります。

本CASEにおける分析上の移行対象は、販売基盤と、公開後に商品と情報を扱う運営能力の両方だった。

DECISION FRAMEWORK

公開後に繰り返す仕事から逆算する。

  1. 社内で繰り返す操作を確認する 商品追加、商品情報更新、販売環境の変更、販促を公開後の運営業務として捉える。
  2. 同じ形式を再現できる構造にする 商品群、コレクション、名入れ要件を整理し、次の商品にも適用できる形へ変換する。
  3. 構造と手順を残す 商品登録と注文オプションの設定を、運用資料から再確認できる状態にする。
  4. 作業権限を段階的に確認する 楽天RMSとShopifyで必要な権限を確認し、実作業が可能な範囲へ調整する。
  5. 公開後の事実で利用状態を確認する 公開だけでなく、クライアント自身による追加・変更・販促が確認された状態を結果として扱う。

IMPLEMENTATION

判断を、商品構造と運用基盤へ変換する。

Shopifyのテーマと販売環境、商品・コレクション構造、名入れ項目、配送・決済、FAQ、法人対応を整えました。商品登録マニュアルと注文オプションの運用資料を作成し、既存WordPressについても問い合わせ、PHP、セキュリティ、検索確認環境を改善しました。

Request楽天からShopifyへ
Requirement社内で商品追加
Delivery構造・設定・資料
Observed use自社で追加・変更
CASE内の実施内容を見る

RESULTS & FINDINGS

公開後の運営として確認できたこと

公開後、小川金正堂自身による商品追加、デザイン変更、クーポン設定を確認しました。また、Instagramでは商品と情報の発信が継続しています。

これらは、構築した環境が納品時に操作可能だっただけでなく、公開後の運営で実際に使われたことを示します。

このCASEから導ける実務上の示唆

  • EC移行の要件は、公開時点だけでなく、公開後に誰が反復作業を行うかから定義する。
  • 商品構造は、初期商品を登録できるかだけでなく、次の商品を社内で追加できるかという観点でも評価する。
  • マニュアルは操作説明ではなく、構造と判断を社内で再現するための成果物として設計する。
  • 外部支援の結果は、納品機能だけでなく、公開後に確認された利用行動からも評価できる。

LIMITS

このCASEから証明していないこと

本CASE STUDYは、小川金正堂一社の相談、実施内容、公開後の確認事実を分析したものです。商品追加、デザイン変更、クーポン設定、Instagramでの発信は確認できましたが、売上、利益、作業時間、問い合わせ数への効果は検証していません。

また、公開後の行動が今回の設計だけによって生じたことを証明するものではありません。商品特性、社内体制、既存チャネル、権限要件が異なる企業へ、同じ設計をそのまま適用できるとは限りません。

EVIDENCE

一次情報との照合

本文の事実は、次の原本および確認記録と照合しました。非公開の認証情報、顧客情報、注文情報、売上情報、管理画面情報は掲載していません。

  • ココナラ「楽天市場からShopifyへの移行相談」見積り相談記録
  • ココナラ「楽天市場からShopifyへの移行相談」トークルーム記録
  • ココナラ「Shopify商品登録およびEC運用基盤整備(第1回)」記録
  • ココナラ「第2回 作業内容およびお見積り(分割進行)」記録
  • ココナラ「第3回 WordPress改善・運用基盤整備」記録
  • 商品データ、商品チェック表、運用資料、公開後の確認記録
  • 2026年6月10日10時13分の案件公開許可

Evidence Audit completed: 2026年7月25日