本文へ移動
CASE STUDY 12 / CUSTOMER CHANNELS / COMMERCE

顧客接点を、
一つのECへ閉じ込めない。

自社ECを作っても、企業情報、問い合わせ、日々の発信、個別相談まで一つのサイトへ集約する必要はありません。Shopify、WordPress、Instagram、LINEの役割を分け、顧客が状況に応じて行き来できる接点の設計を検討します。

THEME
Customer Channels
CASE EXAMINED
京都御所西 小川金正堂
CHANNELS
Shopify / WordPress / SNS
EVIDENCE STATUS
Audited / Publication Ready
CENTRAL QUESTION

顧客との接点を、すべてShopifyへ集めるべきか。

販売、企業情報、発信、問い合わせ、個別相談を一つのECへ閉じ込めるのではなく、それぞれに適した場所を残しながら、どう一つの顧客導線としてつなぐか。
CASE CONTEXT

販売以外の接点は、すでに存在していた。

小川金正堂様には、販売用の楽天市場、企業情報と問い合わせを扱う既存WordPress、日々動画を発信するInstagram、相談や校正確認に使えるLINEがありました。

Shopifyの導入目的は、これらすべてを置き換えることではありません。自社の商品ページを持ち、顧客へ直接案内できる販売接点を追加することでした。

そのため、ShopifyにはInstagramとLINEへの導線を設け、既存WordPressは別のWeb基盤として残しました。各接点の利用目的と更新負荷を考え、一つの仕組みへの全面統合を前提にしませんでした。

ANALYSIS

統合より先に、接点の役割を分ける。

チャネルを減らすことが目的ではなく、顧客が「知る・見る・相談する・購入する」ために、どの接点を使うかを明確にする必要がありました。

Shopify

商品情報、購入、個別商品URLによる案内を担う販売接点です。

WordPress

企業情報、既存コンテンツ、問い合わせを継続する公式情報基盤です。

Instagram

日々の加工動画や情報発信から、商品・ストアを知ってもらう入口です。

LINE

デザイン校正、納期確認、相談など、購入前後の個別対話へつなぐ接点です。

分析上の結論:顧客接点の設計は、すべてを一つのシステムへ移すことではありません。各接点が担う行動を決め、顧客が必要な次の行動へ移れるように接続することです。

DECISION FRAMEWORK

接点を、役割と利用事実から選ぶ。

01

Inventory

既存のサイト、SNS、相談経路と実際の使われ方を確認する。

02

Assign

認知、情報、相談、販売の役割を接点ごとに割り当てる。

03

Connect

リンク、QRコード、商品URLで次の行動へ接続する。

04

Observe

設置だけでなく、公開後の実際の案内行動を確認する。

IMPLEMENTATION

CASEで接続した四つの顧客接点。

販売

Shopifyに直接案内できる商品ページを作成

自社ECの商品URLを、SNS、既存顧客、問い合わせ対応から直接案内できる販売接点として用意しました。

情報

既存WordPressを別基盤として維持

企業情報、既存コンテンツ、問い合わせを持つ公式サイトを残し、Shopifyへの全面移行を行いませんでした。

発信

InstagramをShopifyのTOPへ連携

3月19日の希望とID共有を受け、3月23日にTOPページ最下部への連携完了が報告されました。

相談

LINEを商品ページとTOPへ設置

商品ページには校正・納期・相談へつながるリンクとQRコードを、TOPにはInstagramの下、フッター直前へ導線を設置しました。

利用

公開後の個別案内を確認

問い合わせのあった顧客へ、クライアントがShopifyの商品ページURLを案内したことが、6月の記録に残っています。

VERIFIED RESULTS

一次情報で確認できた接続と利用。

CONFIRMED / IMPLEMENTATION RECORD

Instagram連携が完了した

2026年3月23日、ShopifyのTOPページ最下部へのInstagram連携完了が、スクリーンショットとともに報告されました。

Evidence: S-R1 / 2026-03-19希望・03-23完了報告

CONFIRMED / IMPLEMENTATION RECORD

二か所にLINE導線が設置された

2026年5月10日、商品ページ内とTOPページ内へのLINE導線設置完了が、それぞれ確認画像とともに報告されました。

Evidence: S-R2 / 2026-05-10 LINE導線設置報告

CONFIRMED / EXISTING PUBLIC BASE

WordPressが既存の公式情報基盤として残った

Shopify公開後も、既存WordPressは企業情報、コンテンツ、問い合わせを扱う別基盤として維持・改善対象になりました。

Evidence: S-R2・S-R3 / WordPress調査・改善記録

CONFIRMED / CONTEMPORANEOUS RECORD

Shopifyの商品URLが顧客案内に使われた

2026年6月の記録では、問い合わせのあった顧客へ、クライアントが初めてShopifyの商品ページを案内したことが共有されています。

Evidence: S-R3 / 2026-06-26 運営確認記録

FINDINGS

複数の顧客接点を持つ企業への示唆。

既存接点を消す前に役割を確認する

古いから統合するのではなく、実際に担っている顧客行動を調べます。

発信と販売を分けてつなぐ

SNSに全情報を載せず、関心を持った人を商品ページへ案内します。

相談経路を商品文脈に置く

LINEを単に表示せず、校正・納期確認が必要になる位置へ設置します。

設置と成果を分けて測る

リンクが存在する事実と、問い合わせ・購入へ貢献した結果を混同しません。

LIMITS

このCASEが証明しないこと。

  • LINE導線の設置は確認できましたが、友だち追加数、相談件数、返信率、問い合わせ率の変化は確認していません。
  • Instagram連携は確認できましたが、流入数、閲覧数、購入貢献、コンバージョンは分析していません。
  • Shopifyの商品ページを顧客へ案内した事実は確認できますが、その後の購入完了は確認していません。
  • WordPressとShopifyを単一システムへ統合したCASEではありません。両者の詳細な役割設計は別CASE STUDYで扱います。
  • すべての企業にShopify、WordPress、Instagram、LINEの四接点が必要だと示すものではありません。
  • Facebookの利用方針は記録されていますが、本記事の実装結果には含めません。
EVIDENCE AUDIT

接点の存在・設置・利用・効果を分ける。

主張品質区分根拠・処理
Instagram活用希望とID共有要件事実S-R1、2026-03-19クライアントメッセージ
Instagram連携完了実装事実S-R1、2026-03-23完了報告・添付画像
LINEの商品ページ・TOP導線実装事実S-R2、2026-05-10完了報告・添付画像
既存WordPressの継続基盤事実S-R2・S-R3、調査・改善・本番記録
顧客へのShopify商品URL案内利用確認事実S-R3、2026-06-26同時点記録
接点を役割別に残して接続した分析既存基盤、実装、公開後利用を統合した解釈
問い合わせ・流入・購入が増加した未確認定量記録と購入完了記録がないため主張しない

重要な識別:InstagramとLINEは「設置完了」、WordPressは「既存基盤の継続」、Shopify商品URLは「個別案内への利用」まで確認しています。各接点の営業成果は別の検証対象です。

公開範囲:接点の役割、設置箇所、確認された利用を公開し、認証情報、非公開URL、顧客情報、問い合わせ内容、管理画面、添付画像原本、アクセス数は掲載しません。

公開許可:2026年2月16日の実績公開許可と、2026年6月10日のPROJECT全体公開許可を確認しています。

判定:本文の事実主張はEvidence Audited。四つの接点の役割、Instagram・LINEの設置、Shopify URLの利用までを確認し、流入・問い合わせ・購入効果を除外したPublication Ready版です。