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CASE STUDY 09 / SHIPPING RULES / SHOPIFY

送料無料を、
表示ではなく配送ルールとして設計する。

「送料無料」と案内するだけでは、チェックアウト時の送料は決まりません。全国共通の方針と、低価格商品の例外を、商品・注文金額・配送方法に基づいて動作するルールへ変える方法を検討します。

THEME
Shipping Rules
CASE EXAMINED
京都御所西 小川金正堂
PLATFORM
Shopify
EVIDENCE STATUS
Audited / Publication Ready
CENTRAL QUESTION

送料無料を設定すれば、配送設計は完了するのか。

販売方針として「送料無料」と表示するだけでよいのか。それとも、例外商品や混在注文を含め、チェックアウトで意図した送料になることまで検証する必要があるのか。
CASE CONTEXT

基本は送料無料、低価格商品だけ例外だった。

小川金正堂様は、楽天市場と同様に、多くの商品を送料込みの価格で販売する方針を希望しました。一方、最も安い名札だけは、少量注文に送料を設定する必要がありました。

検討段階では、名札小1点880円に220円の送料、2点以上で送料無料という楽天側の条件を、Shopifyでどのように再現するかが論点になりました。

最終的には、北海道・沖縄・離島を含む全国一律送料無料を基本とし、ホワイトアクリル名札(25mm×50mm)のみ、注文金額1,000円未満ではメール便送料220円、1,000円以上では送料無料とするルールが設定されました。

ANALYSIS

方針、条件、動作確認は別の層にある。

送料方針が決まっていても、対象商品と注文金額をシステムが正しく判定できなければ、購入者へ異なる金額が表示されます。

Promise

購入者へ提示する基本方針を、全国一律送料無料として明確にします。

Exception

送料が必要な商品を、商品名・サイズ・価格を含めて特定します。

Threshold

例外を解除する条件を、個数ではなく注文金額の境界として設定します。

Checkout

単品、複数、通常商品との混在で、意図した送料になるか確認します。

分析上の結論:送料無料は広告文言ではなく、対象・例外・金額境界・混在注文を含む販売ルールです。設定完了は、管理画面への入力ではなく、チェックアウトで各ケースが意図どおりになることによって確認します。

DECISION FRAMEWORK

基本方針から例外テストまでをつなぐ。

01

Policy

地域を含む基本送料と、販売価格との関係を決める。

02

Exception

基本条件から外れる商品と配送方法を特定する。

03

Rule

商品と注文金額を組み合わせた送料条件へ変換する。

04

Test

境界値と混在注文をチェックアウトで検証する。

IMPLEMENTATION

CASEで設定・検証した配送ルール。

確認

楽天側の条件と希望を整理

多くの商品は送料込み、名札小だけ1点時に送料、複数時に無料という販売条件を確認しました。

変換

個数条件を金額条件へ置き換え

検討過程で、個数ではなく注文合計金額を用いる案を提示し、最終条件を設定しました。

設定

全国送料無料と一商品の例外を設定

全国一律送料無料を基本とし、対象名札だけ1,000円未満で220円、1,000円以上で無料としました。

検証

三つの購入パターンを確認

対象名札1点、同2点、通常商品と対象名札の混在を、実際のチェックアウト画面で確認しました。

簡素化

配送予定日と方法を整理

配送予定日は3〜5営業日を初期値とし、速達等はシンプルな運用を優先して一旦外しました。

VERIFIED RESULTS

確認できたチェックアウト結果。

CONFIRMED / A+B

対象名札1点では送料220円になった

880円の商品1点に対し、チェックアウトで送料220円、合計1,100円になることが確認されました。

Evidence: S-R2 / チェックアウト確認画像・報告

CONFIRMED / A+B

対象名札2点では送料無料になった

対象名札2点、合計1,760円では、チェックアウトで送料無料になることが確認されました。

Evidence: S-R2 / チェックアウト確認画像・報告

CONFIRMED / A+B

通常商品との混在では送料無料になった

通常商品と対象名札を同時に購入するケースでは、通常商品側の送料無料条件により、実質送料無料になることが確認されました。

Evidence: S-R2 / チェックアウト確認画像・報告

CONFIRMED / A

最終設定条件がクライアントへ報告された

全国一律送料無料、対象名札の1,000円未満220円・1,000円以上無料、配送予定日、速達等の扱いがまとめて共有されました。

Evidence: S-R2 / 送料設定完了報告

FINDINGS

送料を設計する企業への示唆。

表示より先に条件を定義する

地域、商品、金額、配送方法を確定してから「送料無料」と案内します。

途中案と最終設定を分ける

検討中の境界値を、そのまま実装済み条件として扱わないことが重要です。

境界値を実画面で確認する

送料が切り替わる直前と直後を、チェックアウトで検証します。

混在注文も確認する

例外商品単独だけでなく、通常商品と同時購入した場合のルールを確認します。

LIMITS

このCASEが証明しないこと。

  • 途中案の880円境界と、最終設定の1,000円境界を同じものとして扱いません。
  • 対象商品は最終報告に記録されたホワイトアクリル名札(25mm×50mm)です。類似名称・別寸法の商品へ一般化しません。
  • 配送会社名、契約料金、補償、追跡、梱包寸法の全条件は公開・一般化しません。
  • チェックアウト検証は三つの記録されたケースに限定され、全商品の全組み合わせを証明しません。
  • 実際の受注後に、配送会社へ引き渡して配達完了した結果までは扱いません。
  • 重量自動計算、海外配送、複数拠点、配送サービス連携は対象外です。
EVIDENCE AUDIT

希望・途中案・最終設定・動作確認を分ける。

主張品質区分根拠・処理
全国送料無料と名札小の例外希望要件事実S-R1、クライアントメッセージ
880円以上を境界とする案途中案S-R1。最終設定として使用しない
1,000円未満220円・以上無料最終設定事実S-R2、送料設定完了報告
単品・複数・混在の三ケース動作確認事実S-R2、チェックアウト確認画像と報告
送料無料を配送ルールとして扱う分析要件、設定、境界テストを統合した解釈
全組み合わせ・配達完了未確認三ケースを超える網羅テストと配送完了記録は主張しない

公開範囲:送料条件と検証方法を公開し、配送契約、認証情報、顧客・注文情報、配送先、非公開売上、管理画面情報、確認画像の原本は掲載しません。

公開許可:2026年2月16日の実績公開許可と、2026年6月10日のPROJECT全体公開許可を確認しています。

判定:本文の事実主張はEvidence Audited。途中案と最終設定を分離し、三つのチェックアウト結果まで確認したPublication Ready版です。